NICOLAの親指設定で、親指シフトキーを逆に設定してみるという手も。

 自分のかな頻度表を見ている限りでは、濁点付き文字よりも不可濁点化文字の方が高頻度。
 で、普通のキーボードでは押下圧が高めなので、ストレートシフトよりはクロスシフトの方が楽。
 そうすると、自分がNICOLAをする場合は親指設定を逆にする方が良い。
 親指エミュの標準機能で設定できるので、追加コストはほぼゼロ。


 当然、これをやった時点でNICOLA規格からは外れるけれども、USBタイプに限れば刻印付きのキーボードもあるし、数ある選択肢の一つとしてはあっても良いのではないかと。
 というか、既に実践している人がいそうな予感がします…。

参考までに。

 NICOLAで「雑記/えもじな〜」を打った場合の打鍵様子を計算してみました。

頻度 かな 表 裏 逆 表 裏 逆
24176 い 1 24176 0 0
19496 う 1 19496 0 0
18343 ん 1 18343 0 0
15443 し 1 15443 0 0
15360 か 1 15360 0 0
13903 と 1 13903 0 0
12232 て 1 12232 0 0
11271 な 1 0 11271 0
10760 の 1 0 10760 0
10308 は 1 10308 0 0
10250 に 1 0 10250 0
9864 す 1 9864 0 0
9628 た 1 9628 0 0
9562 で 1 0 0 9562
9411 き 1 9411 0 0
8709 、 1 8709 0 0
8485 く 1 8485 0 0
7829 っ 1 0 7829 0
7793 ま 1 0 7793 0
7385 が 1 0 0 7385
7244 る 1 0 7244 0
7232 も 1 0 7232 0
7086 こ 1 7086 0 0
6633 つ 1 6633 0 0
6541 。 1 6541 0 0
6484 じ 1 0 0 6484
6249 れ 1 0 6249 0
5646 り 1 0 5646 0
5576 ー 1 0 5576 0
5491 ょ 1 0 5491 0
5263 だ 1 0 0 5263
5015 お 1 0 5015 0
4996 を 1 0 4996 0
4824 あ 1 0 4824 0
4722 ら 1 4722 0 0
4489 け 1 4489 0 0
4248 よ 1 0 4248 0
4163 さ 1 4163 0 0
3951 ど 1 0 0 3951
3405 ち 1 3405 0 0
3009 せ 1 3009 0 0
2975 そ 1 2975 0 0
2926 ゅ 1 0 2926 0
2789 ふ 1 2789 0 0
2706 め 1 2706 0 0
2683 え 1 0 2683 0
2678 み 1 0 2678 0
2596 わ 1 0 2596 0
2404 ほ 1 2404 0 0
2294 ひ 1 2294 0 0
2181 や 1 0 2181 0
2120 ば 1 0 0 2120
2087 ろ 1 0 2087 0
2039 ゆ 1 0 2039 0
1603 び 1 0 0 1603
1443 ず 1 0 0 1443
1107 ね 1 1107 0 0
1071 ご 1 0 0 1071
1070 げ 1 0 0 1070
1062 む 1 0 1062 0
1024 ぶ 1 0 0 1024
964 ゃ 1 0 964 0
944 へ 1 944 0 0
925 ぎ 1 0 0 925
776 べ 1 0 0 776
774 ぼ 1 0 0 774
606 ぜ 1 0 0 606
546 ぷ 1 0 0 546
544 ざ 1 0 0 544
453 ぞ 1 0 0 453
434 ぱ 1 0 0 434
434 づ 1 0 0 434
432 ぐ 1 0 0 432
323 ぽ 1 0 0 323
294 ぺ 1 0 0 294
243 ぴ 1 0 0 243
228 ぇ 1 0 228 0
227 ぁ 1 0 227 0
213 ぉ 1 0 213 0
210 ぃ 1 0 210 0
96 ぬ 1 0 96 0
42 ぢ 1 0 0 42
28 ぅ 1 0 28 0
頻度は↓ 計数軸 表計数 裏計数 逆計数 表合計 裏合計 逆合計
日記から。 計数結果 28 30 25 230625 124642 47802

 表をどうやって書くかわからないので、とりあえずベタ貼りにしてみましたorz


 結果としては、

  • 表面(アンシフト)合計:230625
  • 裏面(ストレートシフト)合計:124642
  • 逆面(クロスシフト)合計:47802

という感じになりました。


 親指シフトキーボードのように「カタタタッ」という感じのキー押下特性を持っているキーボードを使う限りでは、間違いなくストレートシフトの方が楽なんですよね(これは確かに実感した)…そうすると、専用キーボードを使う場合は親指シフトの機能をひっくり返す必要などどこにもない…と思います。
 逆に、一般的なキーボードなどの押下圧が高めのものの場合は、「よく使う手は同時に押しても苦にならないが、あまり使わない方の手が同時押しになるのはちょっと避けたい」ところでして、そうするとNICOLAの場合は【親指シフトの機能をひっくり返して、両手ともに小気味よく同時打鍵する回数を増やす】方が、より理想的なのではないかな…と、そう思いました。


 ただ、これは「初めて親指シフトを触る人」におすすめすべきではないですね。
 むしろ、「親指シフトをやってみたけど、どうにも裏と逆の操作がひっくり返ってしょうがないんだよね…」という人(実は私がそうでして…orz)が現れたときに、

 NICOLAの規則からははずれてしまうけど、NICOLAの盤面はそのまま使えるよ〜

という、緊急避難的な対策として提示するくらいがいいかな、と感じました。


 実はこのネタ、考えついた当時は「こんなものを作ったら、絶対に非難囂々だろうなぁ…」と思ってしまい込んでいたのですが、今になって考えてみると「これもユーザ側での配列替えの一つだよな…」という風に思えたため、とりあえずここに書き記しておくこととしました。

で、調子に乗ってページを書いてみたり。

 http://www.eurus.dti.ne.jp/~yfi/keylayout/inverted_nicola.html