「飛鳥と繭のアブない関係」…というか、親指ものぐさシフト論 wiz mayu。

 (ぜんっぜんトラバ(言及)になってません…すみませんです。しかも三流エロ小説ばりのタイトルを掲げてどーする>俺。)


 ええと…始まりは、Uジローさんとこの「親指シフトの正しい打鍵法ってどうやるんだぁっ!!!」からですね。

 NICOLAでは、「トコトコ」と「ドナドナ」は全部同じリズムで打つのが正しいのか?

 って、これは既にRayさんが答えている通り「両者とも同じリズムで打つ」のが正しいと思います。NICOLAでも同じ(というか、NICOLAの方がより厳格な)はずですが…どうなんでしょう?
 また、教える側のRayさんから見ればそうであったとしても、使う側から見れば「まあ、大体同じリズム…かな?」という程度で、案外打ちやすければそれで良し!みたいな人もいるかもしれませんです。たとえば私とか(えー


 ローマ字入力の件でも、たとえばactbemuさんの「 [タッチタイプ]ローマ字打鍵のリズム」にあるような、割と極端な例というのもあります。
 一方で、案外ある程度以上の速度で打つようになると、たいていの人が「アルファベット打ち」に近づいてゆくのかもしれません。
 私はずっとカナ単位打ちで打っているものだとばかり思っていましたが、「どんなもん打」で試してみて、はじめて「これって、全然カナ単位じゃないよな…」と気づき唖然としました。
 多少なりとも速く打つようになると、同じコスト環境下では、どうしても緩急の差が減ってくるのかもしれません(トップスピードを伸ばすよりも、ワーストスピードを早くするほうが楽なはずですから、結局は打鍵速度がフラットに近づいてゆくのかも…?)。


 私の場合、「同じシフトの連続」「シフトなし→シフトあり」「シフト→逆手シフト」の場合はそのままつらつらと打鍵しますが、「シフト→逆手シフト→シフト」「シフト→シフトなし」の場合は、シフトキーを離すためにと一旦手が止まります(姫踊子草の動作仕様上、こういう分け方になりがちです)。
 結局、シフトのあるなしで打鍵速度が大きく変わってしまうわけで、そういう点では「全て同じ拍で打つ」とゆー基本を全く守れていない状況です。


 こんな打ち方をしていると、当然「なるべく同じシフト面で打鍵し続けられるカナを選んでしまいがち」「可能な限り、一打だけアンシフトを経る打ち方はしたくない」「アンシフトに降りたら、可能な限りアンシフトのままで数打打鍵したい」といった感じになるので、結果としては「ローマ字入力をしていたときとは少々ものの書き方が変わってしまう」という結果を招きがちです。
 #もっとも、言い回しが少々変わるくらいであって、文体ががらりと変わったりすることはないようですが…。


 たとえば、ローマ字打ちでは「なんで(nande)」と言う風に「の(no)→ん(n)」という変質が起きやすいのですが、飛鳥×姫踊子草ではアンシフトを経由する「→な/ん/←で」よりも、アンシフトを経由しない「→なの/←で」の方が打ちやすく誤打も少ない(右シフト押す、D押す、K押す、左シフト押す、;押す…の逐次打鍵として考えると、最終的には5キー同時打鍵となる(この間、全てのキーは離していない)が正しく入力される)ので、結局はこういう打鍵方法を採ってしまいがちです。
 本来的には、こういう打鍵方法はいけないはず…なのですが、「こういう打鍵方法が使えてしまう」ということを知ってしまうと、どうしてもそっちに流れてしまいますね…


 そういうわけで(?)、私個人にとっての答えは「文字組によって異なる」ということで(オイオイ、全然前言と違うだろ…)。
 少なくとも、「→な/ん/←で」と「→なの/←で」と「→なのに」の3語を打つ為に掛かる時間は、まるでバラバラです(後者ほど楽なので、結局は同じ打鍵速度で打つのが辛く、速いものは速く・遅いものは遅く打ってしまいがち)。


 お次もUジローさんの「清く正しく美しい親指シフトの打ち方???」ですね。


 飛鳥はご存じの通り「親指シフト」「同時打鍵」「連続シフト」の3要素を持っています。
 で、どれが欠けても飛鳥は成り立たない…はずなのですが、一つだけ「同時打鍵」に関しては、現時点での高速な打鍵を阻害する、もっとも大きな原因となっています。


 元々同時打鍵というのは、すでにご承知の通り「シフトキーをほんの少し後から押してしまっても正しくシフトが効くようにと、文字キー押下後の一定時間はシフトキーを監視し、その状態を見届けてから文字を出す」という動作をしています。
 そして、シフトが押されている間はシフト状態が続き、最後にシフトキーが離されると同時に、シフト状態が解除される…というのが、現状での理想動作状態です。


 ところが、姫踊子草には「時間精度が少々怪しい時がある」という問題がありまして(通常は問題など起きないのですが)、たとえば大急ぎで「←あす/か」と打とうとすると、シフトがきちんと離れて間もない状態のままでKが入力されてしまうと、シフトが掛かったままで解釈されてしまい「←あすま」となってしまう場合があります。
 (これの修正は、鈴見咲さん曰く「大改修になる」とのことです)
 200ミリ秒程度以上早めにシフトを離していればこんな問題には遭遇しないはずなのですが、その余裕がない状態で打鍵してしまうと、どうしてもタイプミスを誘発することとなってしまいます。


 翻って、飛鳥のための理想的なシフト動作というのは、「シフト押す操作のみの同時シフト処理」ではなく、「シフト離す操作時にも同時シフト処理を」ということにある気がします。
 実際には、シフトを離した場合は、「シフトを離した時点から遡って、その少し前に押されたキーについては無シフトでの打鍵であることを保証する」というのが理想です(アンシフトという名の仮想シフトキーがあるものとして動作する感じですね)。
 ひとまず、この点については【親指シフトの挙動を「同時シフト」→「タイムシフト」にしてみては?】と勝手に提案中です…実現してくれる方が居るか否かは別として。
 これは「長時間かつ高速な打鍵」を実現する上で、いつかは必要になってくるはずです。


 さて、偉く長い前振りになってしまった気がします…
 ようやく本題である「飛鳥×窓使いの憂鬱」にたどり着きました。


 ではもういっぺん書き出してみましょう。
 飛鳥はご存じの通り「親指シフト」「同時打鍵」「連続シフト」の3要素を持っています。
 で、どれが欠けても飛鳥は成り立たない…はずなのですが、一つだけ「同時打鍵」に関しては、現時点での高速な打鍵を阻害する、もっとも大きな原因となっている…という点に、「短時間・高速打鍵」へのヒントがある気がします。


 「飛鳥×窓使いの憂鬱」においては、窓使いの憂鬱側がいわゆる同時打鍵処理を処理できないので、たとえばNICOLAなどの打鍵時にはストレスがたまりまくる原因となっています。
 ところが飛鳥では、語尾・文末・漢語音読み・拗音などの処理に「同じシフト面の連続」が多用されるため、「親指シフト」さえ使えれば、案外「同時打鍵」が効かなくとも、短時間の打鍵においてはそうそう困りはしないという不思議な特性があります。
 (これは作り使ってみて、はじめて気づきました。というか、ある時点からの姫踊子草が「実は、連続シフトと同時シフトの同時適用が出来ていなかった」という瑕疵を含んでいた時期があったためか、案外こういう打鍵方法に慣れていたというのもあるかもしれません)


 窓使いの憂鬱は、同時打鍵処理を行えません。全て小指シフトと同様の処理となります。
 従って、常にシフトは先押し(プレシフト的に押し、その後も押し続ける)としなければならず、操作上の感覚がかなり異なってしまいます。
 しかしながら、逆説的に考えてみると、これは「シフトを離す操作の直後に文字キーを打つと、非常に安定した状態で無シフト面側の文字をはき出すことが出来る」という事を意味しているわけでして、タイピングソフト対応としては結構この挙動が役立つはずです。


 オートマチックにシフトの処理を行える「姫踊子草」と、マニュアルチックにシフトの操作を行う「窓使いの憂鬱」。
 現状では、この2つを上手く使い分ける事が、飛鳥を使うコツなのかもしれません。
 もしも「同時打鍵操作にメリットを感じることが出来ていない」状態であって、なおかつ「同時打鍵のデメリットばかりが気になる」方は、一度「窓使いの憂鬱」による飛鳥を経験されてみてはいかがでしょうか。
 これはこれで、色々と面白い発見があるはずですから。


 …というか、シフトについてだけでこんなにだらだらと書いてしまった自分にorz
 以上、自分がてきとーに打鍵していることに対する言い訳でした。

親指ものぐさシフト論 wiz mayu …に関する補足メモ。

  • 「あすかのーと」に公開済みの「窓使いの憂鬱」用定義を使う。
    • 定義はカナのみ、ローマ字モード専用、再現率60%程度の欠陥品なので、広くお勧めするわけにはいかない。
    • もちろん親指シフトの挙動は同時シフトではなく、小指シフトと同じ。従って、打鍵順については非常にシビアな状況となってしまうことに注意。
    • 変換キーと無変換キーを、IME側設定で無効にしておく必要がある。
    • 残るものは親指シフトと連続シフト、捨てざるをえないものは同時シフト。

キー配列のレビューは、ヘッドフォンのレビューとも似ている。

 最近、「誰にでも使える配列」とゆーのが無いのではないか?と思い始めているのですが、この点を考えていて、ふと思い浮かんだことが。


 これって、俺が前にやっていた(というか、終結していない)「虜屋視聴記」と同じなのかもしれません。
 虜屋視聴記ってゆーのは、簡単に書くと「ヘッドフォンを買いまくって、効いた漢字を書きまくるだけの内容」なのですが、そこで感じた「メーカーごとに思想が異なる感じ」というのが、現状のキー配列についても感じられる気がします。


 キー配列についても、設計指針や目指す結果が異なるわけですから、如何にその設計思想と自分の打鍵方針がマッチするかが重要なんですね。
 とすると、やっぱり「誰にでも間違いなく合う配列」というのは、実現不可能なのかな…とか思ってみたりもするわけです。


 もっとも、飛鳥や月がもう少し普及してみないと、この辺の「本当のところ」は解らないのかもしれませんが。

姫踊子草(かな)配列のポテンシャルは現状ままでも高かった。

 私はてっきり「シフト精度がもう少し上がらないと、高速な打鍵は望めないのかもしれない…」と思っていた、姫踊子草配列。
 ところが、鈴見咲さんとこのblogには驚愕の事実が。

毎秒12打。姫踊子草換算なら毎秒6.9打(21打÷所要時間)。姫踊子草配列の一打は構造上「重くて打ちにくい」ので比較してもほとんど意味のない数字ですが。

ちなみに Qwerty ローマ字でトライした結果がこれ↓。
毎秒7.4打。姫踊子草配列換算なら毎秒4.3打。

ちなみに総合成績は一昨年八月に成立した 1020367(XI)。
ノーミスでは同十月に 986247(SC) を成立させてます。

 …これって、始めからこの結果を公開していたら、結構多くの人(特に、配列にかかわらず秒6〜7打鍵程度が限界だという人)が飛びついていたはずではないかと思ってみたりもして。
 私はローマ字入力でもSHとかしか行かないのですが、打鍵数は大体5.6打です。
 もし同じ打鍵数で姫踊子草配列を使うと、もう少し上が狙えるかもしれないってゆー事になるわけで…これはWikipediaに記事を書くよりも前に、きちんと練習してみるべきだったのかもしれません。
 さすがにちょっと後悔してみたりもして。


 親指2指同時打鍵よりも、親指1指同時打鍵+両手文字キー同時打鍵の方が合うという人は少なくないような気もしますので(案外、月やセンタシフト新JISカナに惹かれた人ならば、適応できる人が多そうな予感がします)、今後の姫踊子草配列にも期待ですな。


 ってゆーか、これで姫踊子草の同時打鍵判定が「キー同士の打鍵時間によって動的に決定される」様になったら、あっと言う間にZホルダが現れてもおかしくなさそうですな…なんというか、ちょっと怖くなってきました。


 しかし、これで例題中に拗音があったら間違いなく3秒切ってますよね

NICOLA向き?ローマ字&旧JISカナ入力向き?「スペースキーを2分割する」案。

 …とりあえずはタイトルをクリックしてみてくださいな。
 写真だけ見たい方は、こちらをクリックして下さい
 あっ、写真だけでしたら(使えるようでしたら)じゃんじゃんコピーして使って下さい。これは「普及してくれればそれで構わない」代物ですので。


 向こうにも書いたのですが、親指シフト向きなキーボードって、ほんとに少ないですよね。
 で、こんなキー配列のノートがあったらいいな…ということで考えてみました。
 要するに、「Bスプリットスペース」なキーボードにしようよ!って訳です。
 いつも通りのテキトーなコラージュなので、継ぎ目が目立つ点についてはご容赦下さい。


 こうするとキー幅を狭くできるので打鍵感覚が多少安定しますし、キーをさらに軽くすることが出来ます。
 スペースバーのセンターを叩く人には不評だと思いますが、そういう人がどれほどいるかは…微妙かと。
 (俺の場合、スペースはNキー下あたりで叩きます。というか、タッチタイプをする人はBキー直下でスペースを叩けないはずなので、こういうスプリット・スペースでも問題はないはず)


 …で、ここからが重要なのですが、これをBIOSレベル(ノート内蔵キーボードの場合)か、ジャンパピン設定(外付けキーボードの場合。スイッチは劣化が怖いのでダメ)で、次のように切り替えできると面白いかと。

【キーコード送出対応表】
パタン対応キー  無変換 / 左スペース / 右スペース / 変換
 (JISハードウェアベース)

パタン対応キー  タブ / 無変換 / 変換 / 空白
 (NICOLA-F型ハードウェアベース)

デフォルトパタン 無変換 / スペース / スペース / 変換
 (ローマ字・旧JISカナ用)

親指シフトパタン  タブ / 無変換 / 変換 / 空白
(NICOLA-F型互換モード-2005/03/21追記)

親指シフトパタン 無変換 / タブ / スペース / 変換
(AT互換モード、ATOK予測変換併用を生かすパタン-2005/03/21追記)

親指シフトパタン Enter / 無変換 / 変換 / スペース
(ATOK+エミュレータ用)

親指シフトパタン 無変換 / 新規CD / 変換 / スペース
(無変換を生かすパタン-2005/03/20追記)

 ちなみに、親指シフトパタンを選んだ場合は、「ATOK側で親指キーにする2つのキーへの割り当てを止める(ATOKのキー割付設定で変更可能)」「スペースで変換・空白送出を共用する(従来のまま)」という動作にすると、元々「スプリット・スペース」だった場所は専用親指キーとして動作することになるのですこぶる便利になる…はずです。


 私は飛鳥で…というかNICOLA時代から「親指キーはシフト専用」にしています(ローマ字→NICOLA移行記録、2003/12/21の記述より)。
 シフトを叩くときに「もしかして違う動作をするかも…」という恐怖感が全くないので、非常に快適に打鍵できています
それ故に、今度はきちんと親指を伸ばして打鍵できるようにしたいな…という野望がありまして、こんなものを考えてみました。


 結構使いやすくなりそうな気もしますが…いかがでしょうか。
 「スペースバーも軽く打鍵できます!」って感じで、案外ローマ字入力やJISカナ入力などしか使わない人にも良さそうな気がします…って、もしかして気のせい?。
 とにかく、上手く既存の入力方法と最近の入力方法を共存させる方法に仕上げたいですね。


 いや、BIOS切り替えとかジャンパピン切り替えとか言う致命的な方法を使っているので、かなり阿呆な提案であることは承知しているつもりではいます…


 あっ、ちなみにこのネタは、私が左親指を怪我した時にぎっちょんさんから頂いたコメント群を読み直していて思いつきました。
 示唆に富むコメントで、再び非常に参考になりました。どうもありがとうございます!


 なお、本件についてはコメントを大募集中です!
 どうか、忌憚なきご意見をお寄せ下さいませ

追記(2005/03/18)。

 私としてはローマ字・カナ入力者の利便性を一切妨害したくはないので(というか、それを容認すると親指族自体が蹴られてしまうことは明白)、機能キー段における「無変換・変換・スペース」順での固定配置案には反対の立場をとります。

追記(2005/03/20)。

 ぎっちょんさんから「無変換キーそのものの重要性、および位置について」のご指摘を頂きましたので、そのうちの「存在」について、独立キーとして定義する案を追記しました。確かに、この方が(Enterなどを割り当てるよりも)ずっとスッキリするようです。ご指摘いただきありがとうございます!

追記(2005/03/21)。

 よくよく考えてみると、「NICOLAノート流用ネタ(ひつこい)。」に書いたとおり、日英両方にとって【イレイズイース(ErazeEase)ではなく、ニコラ的にタブイース(TabEase)】ってのが案外よさげな気がしてきた
 ATOKの予測変換を併用するにも良いし、窓のフォーカスを変更するにも親指側にあった方が良いし…って感じかも。
 変換・Spaceの順序問題は「どちらか片方に固定してしまうと、そうではない端末と併用する人にとっては扱いづらくてしょうがない」ので、両方のモードを持つべき。
 これで改変は最後かな。って、結局NICOLAノート似になってしまったか。

追記(2005/03/25)。

 やはり、これはオリジナルではなく、既に考えていた方がいらっしゃいました。
 2005/03/17のコメント(2005/03/24に投稿)にて、森山 将之さんが下記のコメントを投稿してくださいました。

# 森山 将之 『JISかなネイティブとしては、次のようなキーボードで、特定の配列、入力方式に特化しない汎用性の高いキーボードが欲しいと願っています。

109日本語キーボードの改良案 その2
http://www2d.biglobe.ne.jp/~msyk/keyboard/layout/jp-kbd-2.html
109日本語キーボードの改良案 その2 適用例
http://www2d.biglobe.ne.jp/~msyk/keyboard/layout/jp-kbd-2-sample-1.html
ぷらっとホーム企画のキーボードへの要望として出した配列案
http://www2d.biglobe.ne.jp/~msyk/keyboard/layout/tenkeyless-plathome.html
キーボード掲示
http://www2d.biglobe.ne.jp/~msyk/cgi-bin/keyboard/bbs.cgi?』 (2005/03/24 13:07)

 こちらも是非ご覧下さいませ。

追記(2005/03/26)。

 引き続き投稿いただきました内容を元に、一旦このようにしてみました。まだメモの段階です。

森山さんが許容できる配列:
[(1)英数][(2)空白][(3)空白][(4)ひらがな]

  • [(2)空白]と[(3)空白]は同じキーコードを出力する。
  • 無変換と変換を排除、それぞれFnを押しながら空白キーを押す事で無変換・変換を出力する。
  • この設定であれば、どちらの親指でも空白キーを打鍵し変換操作できる。


たぶんNICOLAが許容できる配列:
[(1)タブ][(2)無変換][(3)変換][(4)空白]

  • FMV-830MG/Sの配列そのまま。ただし配線変更が必要。
  • 現時点で、シフト&変換操作の共用がノート機では当然のものとなっている。


★共通する仕様

  • 中央を陣取るキー2つは、親指シフトでは大きなシフトキーとして、JISキーとしてはどちらの親指でも押せるスペースキーとして動作する。
  • 使用していない側のキーは、Fnキーを押しながら該当キーを押す。
  • 右Winキーは削除する必要がない(FMV-830MG/S同様)。

★問題点…JISキーボードとして。

  • 変換&無変換操作…使用頻度は低いはず。使う場合もFnキーで処理可能。
  • ローマ字・カナ切り替え…Alt+ひらがなキーで処理可能。
  • CapsLock…Shift+英数で処理可能。

★問題点…NICOLAキーボードとして。

  • 変換&無変換操作…親指シフトキーと共用(従来通り)。
  • 空白操作…従来通り。
  • ローマ字・カナ切り替え…Fn+Alt+ひらがなキーで処理可能(使用頻度は低いはず)。
  • CapsLock…Shift+英数で処理可能。

必要なもの:モード反転用のスイッチ1個。Fnキー1個。

  • スイッチ設定により、モード0とモード1のどちらかをデフォルトキーとする。
  • Fnキーを押している間のみ、一時的にモードを反転できる。
  • つまり、スイッチ設定とFnキーのXor(排他論理和)により、実際のキーが確定する。
    • 【参考】Xor演算を行うと、 OFF xor OFF = OFF 、 OFF xor ON = ON 、 ON xor OFF = ON 、 ON xor ON = OFF とゆー結果を生みます(ここを見ている方全員が解るとは限りませんので、お約束として書いておきます)。


スイッチ設定=モード0の場合。@ノート機

  • モード0(JIS互換)     [(←Q)タブ][(LL)英数][(LC)空白][(RC)空白][(RR)ひらがな]
  • モード0(JIS互換)+Fnキー [(←Q)英数][(LL)タブ][(LC)無変換][(RC)変換][(RR)空白]
    • …いや、タブと英数はFnキーを押した後でも変わらない方が良いな(ややこしさを避けるため)。
    • CapsLockは「Shift+(LL)英数」
    • 無変換は「Fn+(LC)空白」
    • 変換は「Fn+(RC)空白」
    • ローマ字・カナ切り替えは「Alt+(RR)ひらがな」


スイッチ設定=モード1の場合。@ノート機

  • モード1(NICOLA互換)     [(←Q)英数][(LL)タブ][(LC)無変換][(RC)変換][(RR)空白]
  • モード1(NICOLA互換)+Fnキー [(←Q)タブ][(LL)英数][(LC)空白][(RC)空白][(RR)ひらがな]
    • …いや、タブと英数はFnキーを押した後でも変わらない方が良いな(ややこしさを避けるため)。
    • CapsLockは「Shift+(←Q)英数」
    • 無変換は「(LC)無変換」
    • 変換は「(RC)変換」
    • ローマ字・カナ切り替えは「Fn+Alt+(RR)空白」


ここまでで、ハードウエアは両者とも共用可能である。
ノート機においては、機能キー段はFMV-830MG/Sと同等の配列…Bスプリット・スペースとなる。ノート機内蔵キーボードについては、スイッチ設定をBIOS側で設定することが(コスト的には)望ましいが、スイッチ設定の方がインターフェース的には良いかもしれない。


…と、大体このような感じになりまるでしょうか。
※ここから下はNICOLA優先の話…というかメモです。実現の可能性は…微妙です。


ただし、デスクトップ用キーボードのうち、親指キーに専用のキーコードを割り当てる場合に限っては、別途設定する。
に於いては、Fnキーの増設を要する。また、変換・無変換キーを増設する場合は、空白キーの高さを上げるか、変換・無変換キーを低背キーとする。増設した場合は、これを必要としないユーザーのために、該当するキーを外してフタを出来るようにするなどという処理が出来ると望ましい。
また、デスクトップ用キーボードについては、変換・無変換・右親指シフト・左親指シフトの4キーが独立していることが望ましいため、別途スイッチを設ける必要がある。


スイッチ設定=モード0の場合。@デスクトップ用キーボード

  • モード0(JIS互換)     [(LC)空白][(RC)空白]・[(LD)除去][(RD)除去]
  • モード0(JIS互換)+Fnキー [(LC)無変換][(RC)変換]・[(LD)除去][(RD)除去]
    • 無変換は「Fn+(LC)空白」
    • 変換は「Fn+(RC)空白」


スイッチ設定=モード1の場合。@デスクトップ用キーボード

  • モード1(NICOLA互換)     [(←Q)英数][(LL)タブ][(LC)左親指][(RC)右親指][(RR)空白]・[(LD)無変換][(RD)変換]
  • モード1(NICOLA互換)+Fnキー [(←Q)英数][(LL)タブ][(LC)左親指][(RC)右親指][(RR)ひらがな]・[(LD)無変換][(RD)変換]
    • CapsLockは「Shift+(←Q)英数」
    • ローマ字・カナ切り替えは「Fn+Alt+(RR)空白」
    • 左親指&右親指には、富士通OEMコード(例のLOYA/ROYA)をあてる。

2005/03/28追記。

 少々テキスト行数を削ってみました。
 ぎっちょんさんと森山 将之さんから頂きましたご意見を元に(って、なんて贅沢な事をしているんだ俺は)、下記のような代替案を提案させて頂きます。


 前提条件はこちら。

  • ローマ字入力・旧JISカナ入力を除いては、キー入力入れ替えソフトを用いて文字領域の入れ替えを行う。
  • 機能キー段については、(キー入力入れ替えソフトが対応していないものを含む、多種のOSで利用される事を前提として)ハードウエアでの入れ替えを行う。切り替えはディップスイッチもしくはジャンパピンによる。
    • PCモードでは、下段左から「英字・空白・空白・ひらがな」キーとし、変換・無変換キーについはFnキーを押しながら空白キーを押すこととする。
      • 主にスペースバーの大きな、一般的なPC用キーボードのエミュレーションを目的とする。
      • 文字領域キーは旧JISのままとし、キー入力入れ替えソフトをそのまま使えるようにする。
    • 専用機モードでは、下段左から「タブ・無変換・変換・空白」キーとし、従来タブがあった位置には「英字」キーを配置する。ひらがなキーについてはFnキーを押しながら空白キーを押すこととする(ゆえに、ローマ字・カナ切り替えはFn+Alt+ひらがなとなる。)。
      • 主に旧ワープロ専用機系、特にNICOLAのエミュレーションを目的とするもので、FMV-830MG/Sと同じ配列である。
      • 文字領域キーは旧JISのままとし、キー入力入れ替えソフトをそのまま使えるようにする。
    • 一部キーについては、Fnキーを押すともう片方のモードで割り当てられているキーを打鍵できる(前出通り)。


必要なもの:モード反転用のスイッチ1個。Fnキー1個。

  • スイッチ設定により、モード0とモード1のどちらかをデフォルトキーとする。
  • Fnキーを押している間のみ、一時的にモードを反転できる。
  • つまり、スイッチ設定とFnキーのXor(排他論理和)により、実際のキーが確定する。

【参考】Xor演算を行うと、 OFF xor OFF = OFF 、 OFF xor ON = ON 、 ON xor OFF = ON 、 ON xor ON = OFF とゆー結果を生みます(ここを見ている方全員が解るとは限りませんので、お約束として書いておきます)。


スイッチ設定=モード0の場合。@ノート機
モード0(JIS互換)     [(←Q)タブ][(LL)英数][(LC)空白][(RC)空白][(RR)ひらがな]
モード0(JIS互換)+Fnキー [(←Q)英数][(LL)タブ][(LC)無変換][(RC)変換][(RR)空白]

  • CapsLockは「Shift+(LL)英数」
  • 無変換は「Fn+(LC)空白」
  • 変換は「Fn+(RC)空白」
  • ローマ字・カナ切り替えは「Alt+(RR)ひらがな」
  • Fnキーによる反転領域は、[(LC)無変換][(RC)変換]のみとする方が良いかもしれない。要検討。


スイッチ設定=モード1の場合。@ノート機
モード1(NICOLA互換)     [(←Q)英数][(LL)タブ][(LC)無変換][(RC)変換][(RR)空白]
モード1(NICOLA互換)+Fnキー [(←Q)タブ][(LL)英数][(LC)空白][(RC)空白][(RR)ひらがな]

  • CapsLockは「Shift+(←Q)英数」
  • 無変換は「(LC)無変換」
  • 変換は「(RC)変換」
  • ローマ字・カナ切り替えは「Fn+Alt+(RR)空白」
  • Fnキーによる反転領域は、[(RR)ひらがな]のみとする方が良いかもしれない。要検討。


ここまでで、ハードウエアは両者とも共用可能である。
ノート機においては、機能キー段はFMV-830MG/Sと同等の配列…Bスプリット・スペースとなる。ノート機内蔵キーボードについては、スイッチ設定を BIOS側で設定することが(コスト的には)望ましいが、スイッチ設定の方がインターフェース的には良いかもしれない。


…と、大体このような感じになりまるでしょうか。
※ここから下はNICOLA優先の話…というかメモです。実現の可能性は…微妙です。
というか、専用キーボードを買った方が早いかもしれない領域。
なお、[(LD)??][(RD)??]というキーは、Bスプリット・スペースキーの直下に置かれるキーです(NICOLA専用キーボードを参照)。

 以下、専用キーボードについては先日同様のため、省略。

…ってほとんど前のコピペですな。

最新の状況。

 さて、そろそろ纏めないと…。
  http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20050317#c

2005/04/10追記。

 中央のスペースキーは、どこで分割されるべきか。にて引き続き、ということで。

次の「飛鳥配列%Wikipedia」用メモ、訂2。

 「始めて」→「はじめて」、「他の」→「ほかの」など、かなに直すべき(漢字で表現する必要がない)ところは直す(可読性向上のために必要)。


 どうしても簡単にはいかないので、再びちょっとだけ纏めてみました。


 【冒頭。】


 飛鳥配列(あすかはいれつ)とは、コンピュータ上で日本語入力を行うために用られる、カナ系キー配列の一つである。正式名称は、新親指シフト配列「飛鳥」。

 本配列の更新は1999年頃から始まり、2005年1月13日(木)15:45:05に【飛鳥21世紀-290】が発表された。
 現在は小改訂案が提示されているが、それらは「使用者が好みに応じて使用するべきもの」とされていて、公式版の更新を意味しない。


 「飛鳥」命名の由来は、かつての配列案にて「L」に偶然「すかあ」の文字が集まっていた事による。それ以前には名称が定まっていなかった。日本と日本語を大切にしたいという思いで「飛鳥」と命名した後は、初心を忘れぬ為にとこの名称を使い続けている。


 英文と和文におけるタイピングの相違点としては、「英文は発音とスペルを一致させるのが困難だが、和文は発音とカナの対応関係がはっきりしている」「英文に比べて和文は文字数が多い」の2点が主である。
 カナ文字数が多い和文においては、例外なく何らかのシフトを必要とするが、本配列では文字領域を最大限に活用するために、親指シフト方式を採用している。
 このため、文字を入力するためには「文字キーを単独で打鍵する」「右親指シフトキーと文字キーを同時打鍵する」「左親指シフトキーと文字キーを同時打鍵する」の3通りの打鍵方法をとることとなる。


 なお、シフトを押したまま、もしくはシフトを押さず連続的に打鍵する「シフトの連続」を用いることで、拗音・語尾・漢語の音読み・特定の言い回しについて、その多くを低ストレスで打鍵することが可能となっている。
 ちなみにこの「シフトの連続」は、親指シフトエミュレータとして有名な「親指ひゅんQ」の旧版における動作仕様であるが、その後親指ひゅんQは動作仕様を変更している。
 2005年3月現在、飛鳥を正式にサポートしているのは「姫踊子草」のみである。


 本配列の主な特徴は、漢語(固有名詞、音読み、拗音、外来語)対応のみではなく、大和言葉(訓読み)対応への対応も行われていることにある。
 漢語対応については、主にローマ字系の拡張入力案で容易にその姿を知ることができるものであり、本配列においても、まず漢語対応を行う事から始まった。


 本配列はまず、M式配列にて提示された「カナの単独出現率データ」を参考に、「いうんし」の4字を「kdjs」に置くことから始まった。従って、ほかの配列をベースとしてはいない。
 多くのカナは「い・ん」を伴う2音漢語(音読み)となるため、右手ホームに配置している。
 拗音を構成する「きぎしじちぢにひびぴみり」のうち、多くは左手側に配置している。次に、もう一つの要素である「ゃっょゅ」は右手ホーム下段に配置している。これらに続く「う」は、「い・ん」とは逆手となる左手ホームに配置している。
 漢音(音読み)は1〜3カナのシンプルな規則性をもち、例外がない。故に対応は容易であった。


 大和言葉(訓読み)対応については、漢語対応あとの状態を元に配列替えを行ってきた。
 本配列は配列替えが多数回行われているが、これらのうち多くは大和言葉(訓読み)対応に関係している。
 大和言葉には規則性がなく、一手を打ちやすくすると他の手が逆に打ちづらくなるおそれがある。また漢語対応を崩すわけにはいかない。従って、あらゆる手を試さざるを得ず、配列を確定させることが困難であった。配列が確定に近づくにつれて、次第と悩みの種は大和言葉のみに絞られていくこととなった。


 なお、本配列は長時間の「打鍵評価」を行っており、そのソースには口語・文語(ニュース・放送大学・写本)が多数使われている。

 

 …以上、訂1案に関する私流解釈2回目(というかメモ)…相変わらずまとまってませんな。


 うーん…まだまだすっきりとした纏めにはなっていませんね。
 もう一度出直してきます…。