mikadoさんの(自称)駄文についつい乗ってしまいました…
(未来:ctrlswapmini用「かえで携帯配列」の入力モード「増設」案……とりあえず改1版RC1(後に発行)。)
2005年11月6日22:40:16追記
この配列は、一部調整の上次版に移行しています。
→東風配列
以下、元の本文。
…で、乗った割には、「単なるエンターテイメントな」携帯電話用カナ配列になってしまいました。
そういうわけですので、本気にしないで下さい>皆様。
で、当然ネタ配列なので、名前もネタ的に「あおげせづねぶみょ〜配列」なのです(1ストローク目のままじゃんか)。
金曜日に書いたメモである「9キー2ストロークの81手、ソフトキー併用での無連想カナ入力」が、ひとまず実際に9つのキーに乗るかどうか試してみました。
…とはいっても、実際に無連想にするのは大変なので、ひとまずお得意の五十音順にしてみました。
もちろん1ストローク目のソフトキーは
配列順: 01234567890 1あおげせづねぶみょ〜 配列イメージ(1ストローク目・全てがシフトキーとなる): 123 あおげ 456 せづね 789 ぶみょ *0# 〜
のカナを順に1〜9に割り当てて決定ですな(あっ、「0」はオマケです)。
同様に2ストローク目のソフトキーは
配列順: 0123456789 1あぁいぃうぅヴえぇ 2おぉかがきぎくぐけ 3げこごさざしじすず 4せぜそぞただちぢつ 5づってでとどなにぬ 6ねのはばぱひびぴふ 7ぶぷへべぺほぼぽま 8みむめもやゃゆゅよ 9ょらりるれろわをん 0〜ー・「」?。、! 配列イメージ - 「1」シフトキー押下後: 123 あぁい 456 ぃうぅ 789 ヴえぇ *0# 配列イメージ - 「5」シフトキー押下後: 123 づって 456 でとど 789 なにぬ *0# 配列イメージ - 「0」シフトキー押下後: 123 〜ー・ 456 「」? 789 。、! *0#
これで、ちょうどカナ部分は81文字だから、こっちも順に1〜9に割り当てて決定ですな。
(もし文字抜けなどがありましたら、ご指摘いただけると助かります)
記号は0キーとかにマッピングするしかないな。
…で、これをJ-phone(現Vodafone)のEnjornoに採用されていたものと同様にソフトキー(どのキーを押すとどの文字が出るか、という表示を常に画面上に出す)とすれば、まあ表示領域は狭くなるけど使えますな。
少なくとも、Kodama携帯配列よりは狭い範囲で表示しきれるかと。
…いや、別に対抗意識を燃やしているわけではないです。
…と、ここまで全くの冗談で書いたつもりなのですが、携帯電話で濁点・半濁点・小書き文字を含むカナが全て2ストローク固定長で入力できるってゆーのは、結構便利かもしれないですねぇ。
他の人にとってどうか、という問題は別として、俺の目の前にこういう方法論の端末があったら…たぶん買う。ってゆーか、ネタでも良いから載せてください(笑)。特に京セラ様、京ぽん2に載せてみては?(ぉぃ)。
元々ローマ字入力(駄作のClaim配列とか)以外には打鍵性を上げる方法は存在しないと思っていたけど、拗音を省打鍵化するよりも濁音・半濁音を省打鍵化する方が何かと便利かもしれない。
しかも1カナ2打鍵とサイクルは決まっていて、シフト移行ミス問題についても「常に盤面を表示させる」だけでひとまず解決できますし。
ああ、ついでに書くと、俺の手では「*/0/#」を文字入力時にマルチタップしたくはないんですね。なにしろここを打鍵しようとすると、端末を持ったときのバランスがメタメタになってしまいますから。そー言う点を考慮して*1、2打鍵目には0キーへの割り当てはしていません。
かといってベル打ちでは余計な英字とかが多くて勿体ないですし(英字は英字で別に、頻度順に配置しマルチタップするとゆーナイスな案があったはず)。
ほかにもあったローマ字系配列。
9キー文字入力方式eXim9ほか…って、面倒なので文字入力システムから当たる方が便利ですね。
…ってゆーか、カナ系配列に慣れている身としては、どうしてもローマ字系携帯電話配列が「全体的な打数が下がればいいじゃん!的配置に陥っている」様に見えて仕方がないのですが…打数の平均化という視点は無駄なのでしょうか?って、見えていないからどーでも良いんですよね。事実私もそうでしたし。
2005年10月24日5:52:54追記
上記でなにやら八つ当たりっぽいことを書いていますが、気になさらないでください。
たまにあるのですよ、こういう事が…といいますか、お目汚し失礼しましたm(._.)m
2007年9月27日0:32:07追記。
今更書いていいのかどうかは解らないのですが、これとほぼ同等の入力法(正確には、TRONプロジェクト方式の入力法を基礎としたもの)が、FOMA/D800iDSというケータイに搭載されています。
D800iDSの発表は2005年9月なので、なんとか「物まねじゃねーか!」と突っ込みを受けることなく済んだようです^^;。
*1:…嘘ついてました。たまたま割り当てずとも済んでいるからです。
Re:タイプは速ければ速いほど良い(@とりあえず月配列とかのブログ)
※コメントとして書かせていただいた内容と同一です。
トラックバック頂きありがとうございます!
私にとっての理想は、考える速度よりも早く(十分な余裕を持ったままで)・考える手順を一切邪魔せず(全くの無コストで)打鍵できる方法にあります…
というか、この「最終的な要求」に関しては、どなたでも変わら無いはずなのかもしれません。
しかしながら、私の中ではこの2つの要求を「同時に」達成するこ方法をまだ見つけることができていないのです。
私が「現状では他の配列よりも遅い」速度でしか打鍵できない飛鳥にハマっているのは、わたし自身が打鍵速度よりも打鍵手順(主観的な見方での混乱感のなさ)に重きを置いているためです。
ひとまず打鍵感が自分に合っていて居ることがまず優先されて、次にその範囲で早く打てるものを…という方法で探しましたので、(旧JISにもローマ字入力にもNICOLAにも納得できなかった身としては)これらからなるべく遠い考え方で作られた配列を欲っしてしまい、結果として(作成過程がもっとも興味深いと感じた)飛鳥を選択するに至りました。
本来的には、私も旧JISカナやローマ字入力のような「10カナ/秒以上」のポテンシャルを持った配列を使いたいのですが…ローマ字入力は五年近くやってきても5.6打/秒(Typewell-RでのSJ)にしかならず、自分の不器用さ加減やモチベーションの関係などもあり、これ以上をローマ字入力で追求するのは無理だとろう…いう結論に至った経緯があります。
こうして色々と思い出してみると…私が飛鳥を使い始めたきっかけは「5.6打/秒を5.6カナ/秒に変える方法はあるか」を探していたからなのかもしれません。
現状では、わたし自身の慣れの問題(連続シフトを使い切れていない)や、エミュレータ側の問題(時間精度の問題や、シフトの扱いに関する問題)など、問題はまさに山積みです。
また、【誰にとっても飛鳥/親指シフトが一番楽…とは言い切れない】点についての難しさも再認識させられました。自分では何となく解っていても、(慣れてしまった状態では)この問題をはっきりと認識することが困難になってしまいますので、こういった的確な指摘があると非常に助かります。
今日は「うーん、今日は言い訳じみたことしか書けないかも…」と弱気になっていましたが、Uジローさんの記事を読み返しつつ書いていると、不思議と「今まで忘れていたこと」を思い出せるんですね。
おかげさまで、また一つ、自分がどうして飛鳥に近づいたのか…を纏めるきっかけを見つけることができました(^^)。
しかし、blogという仕掛けは(まだまだ改善の余地はあると思うのですが、現状でも十分に)面白いですねー。
最近では、手元のwebページ側の更新がすっかり止まってしまうほどに(苦笑)すっかりはまっています…
ローマ字教育はPCのため…にあるべきではない。
書きたかったけど書くべき事が整理できずにうずうずしていました。
…で、ちょっと困って「親指シフトウオッチ」を眺めていたところで、最近のトラックバックに「もっと本末転倒な話。 (かな打!)」とあるではありませんか。
これはもしや…と思って拝見したところ、見事にビンゴ!でしたので、こちらを読みつつ書いてみたいと思います。
その1については…どうでしょうか。好きなメーカーの名前とか、そういう固有名詞については覚えるかもしれないので、知識としてはあっても良いかも…とか思ったりします。
もっとも、確かに小学校からの英語教育…しかもそれが文字ベースのもので…というのは、非常にイヤですね。
この国での英語教育は、やはりこの国での日本語教育と同じで「幼稚園・保育園レベルの内容・方法で」始めるべきなのかもしれませんね…。
私らが日本語を扱うときは、文法とか構文とかをあまり考えずに「フィーリングで」言葉を扱うシーンが多いですし、周りの言葉に影響されて言葉自体も変化していきますから、やはり語学教育というものは知識ベースではなくフィードバックベースで行われるべきだという感じでしょうか。
#もっとも、英語をまるで扱えない私が書くべき事ではない気もしますが…。
その2については…私は一旦ローマ字入力に移って、再びカナ系に回帰した身ですので、視点が少々異なりますが、結論は似ているかもしれません。
私は、カナ入力ではにっちもさっちもいかない時期がありまして、ローマ字入力を必要に迫られて覚えました。そういう事態に追い込まれると、人間というのは案外、別のインターフェースに慣れてしまうもののようです。
ただし、ローマ字入力や英字入力自体について要求が減るにつれ、その疲労感の多さが次第に気になってきまして、結局はカナにUターンしてしまいました(いや、旧JISカナではなく飛鳥に移ったのだから、Uターンでは無いかも…)。
なぜ回帰欲が発現したのか…といえば、自分が操作する範囲から「ローマ字入力からの切り替え方法が不明な端末」が消え去ったことや、「そもそも英字配列で打鍵する必要が無くなってきたこと」が要因でして、のちの端末は全て「カナとローマ字を自由に切り替えられる」ものでした。
そうして、ちょこちょこと旧JISに切り替えて遊んでいるうちに、すっかりローマ字入力に嫌気がさしてしまった次第です。
もっとも重要なのは、その3ですね。ただし、「一番簡単に打てる方法を教えてくれ」と言われてしまうと、私はどうしてもローマ字入力を勧めてしまいます。
旧JISカナ配列が、カナタイプ並に「五十音を意識した」ものだったならば、こんな事にはならずに済んだのかもしれない…などと感じています。
私は、人からPCの入力方法に関して聞かれた場合、手掛かりとなるキーを示して打鍵方法を(非常に短時間で)説明するだけですので、現行の旧JISカナについて説明するのは少々困難なのです。
ローマ字入力では「aiueokstnhmyrwgzdbp」の位置とローマ字かな変換表を渡して、旧JISカナでは「あかけさせたなぬねはふへまむめやらろわん゛゜[Shift]」の位置を教えます。大抵は両方とも提示してみるのですが、普通は「キー数が少ない方が覚えやすいから」と言って、ローマ字入力を選択します(以前、カナ入力を先に提示していた時期があったのですが、意外と不評でした…)。
しかも、なまじローマ字教育が行われているので、ローマ字表を見ても「それを使うことが、実は面倒である」ということを感じる人が少ないのです。
ところが、そういう方に限って、小書き文字を含む綴りを思い出せずに聞きに来られることがある…そういうときには「先にLを押してから綴りを書いてください。全ての綴りを覚える必要なんて無いのですから。」と言うしか無くなるんです。
しかも、頻度が低いからこそたまに聞かれる程度なので、結局は2〜3度聞きに来られる事もあり、「ホントにこれで良かったのだろうか…」と悩むこともありました。
うーん、本質的にはカナ系を優先するべきなんでしょうけど…こればかりは強制したりするべきではない問題ですし…。
仮にローマ字入力が「キー数が少なく手掛かりが解りやすい」とゆー点で受け入れられているならば、もしかすると「ローマ字表よりも解りやすい、手掛かり検索式のキー配置シート」を作って提示すれば、もしかすると旧JISカナを選択してくれる人が増えるのかも。
この辺は、俺にとっての検討課題なのかもしれず。
(飛鳥だけならまだしも、カナ系全部の底上げを目論むならば、まず標準的な入力方法である旧JISカナを持ち上げないと、話がいっこうに進まないのかもしれませんし)
「たまに増える日記」が久しぶりに更新!
トラックバックを拝見して、「おおっ、ついに更新か!」と気づいた(というか、始めは「なぜうちにトラバが来ているのか」見当がついていなかった)のですが、拝見してビックリしました。
今まで(たまに増える、という題字に従い)たまに拝見させていただいていて、「次は何が来るのだろうか」と楽しみにしていました(うちが引かれるという考えなど全くもっていませんでした)から。
blogを始めてからというもの、今はとにかく驚くことが多いです。
webpageベースですと、どうしてもメールをするのが憚られる感じがしていたのですが、blogベースのトラックバックという仕掛けは非常に便利ですね。
意見としてのコメントと、言及としてのトラックバック…これらの組み合わせを考えた人はホントにすごいな、と。
まずは、ご紹介いただきありがとうございます。
今後の更新についても楽しみにしております。
「キャラクタドメイン」ではなく「ワードドメイン」が普及する可能性について。
かつてはタイプライタなどを操作する「職業」が存在しましたが、これらは既に一般の趣味や仕事領域でも使われるようになってきました。もちろん今でも職業でJISカナやNICOLAを超高速打鍵する人が居るわけですが、これとそれとはまた別の話でして。
また、親指シフトのワープロなどは、作られた当時からすでに、専門職ではない人にも歓迎されていたという話がありましたね。
…と方向のずれた前振りは置いておいて、と。
Re:入力において脳に負担をかけないための方法論(@とりあえず月配列とかのブログ)において言及されていた、「単語を速く楽にタイプする」というキーワードで思い出して、少々調べ直してみました…ステノワードについて。
(先ほどよりもさらに方向性がずれたので、Re:は外しました…)
「スピードワープロ(ステノワード)」とは、どうやらホームポジションキーと親指シフトキーを使って、文字キーを多数同時押しすることによって、ワード単位での文字入力を行える方法らしいです。基本は早稲田式の速記だそうで。
私が飛鳥に至る元となった2003年末〜翌年初冬には、web上にはまだ情報がほとんどありませんでした…が、最近では徐々に出てきたようです。
現状ではステノワード用キーボードの写真などを見ることもできるようになりました。また、基本的な入力方法についても掲載されています。
blogとしては古今東西・製品情報やまるで日記のようになどがあります。
しかし、これ以上の(ステノワード自体が持つ)特性については知るよしもなく、結局は今回もまた放置することとなりました。
と言うか、昔のタイプライタ養成学校と同じノリっぽい現状ですので、まだまだこの手法が一般に使われるかどうかは解りません。
不特定の文字キー同士を2キーだけ同時押しするというアイディア自体はPC界隈にもあって、個人的には姫踊子草かな配列(と、私が勝手に書いてしまった配列表)が面白そうだと見ているところです。
私も拙作のイオン配列を使って遊んでみたのですが、結局は「同時打鍵は2キーまで」という姫踊子草の動作仕様もあって、速記的な拡張は全くできずに終了しました。
もしも姫踊子草に3キー以上の同時打鍵対応がなされたら、速攻で飛鳥の同時打鍵定義を拡張して、「←df」の3キー同時打鍵で「あり」とか、「←lkm」の4キー同時打鍵で「ますが」が出るとかいう事をして、実用になるかどうか試してみたいな…などと考えてみたり。
飛鳥の連続シフトは、シフトをしながらの逐次打鍵です。と言うことは、これを「同時に」打鍵したときに出る文字の並びを規定してしまえば、文字キーやシフトキーを全て同時に叩くことで、打鍵順を気にすることなく、複数文字を同時に打鍵できるのかもしれません。
#ただ、飛鳥は元々それを想定していないはずですから、効率が良くなる可能性はあまりなさそうではありますが…
ホームポジション段のみ・多数文字キーの同時打鍵による入力方法と言うのは既に存在していますが、これは一般に使えそうなものでしょうか。
あるいは、プロの道具にとどまるのでしょうか。
「カナ」の代わりに「単語など」を打つ時代は来るのでしょうか…この行く末には興味が尽きません。
#ただし俺にとって覚えられるものかどうかは…微妙、と言うか無理かも。速記も3時間で諦めたし(ぉぃ)。
もっとも、一番始めにリンクしたTBSの例によれば、「3.生放送の字幕について→(3)TBSの優位性」にもあるように、案外ステノも(全体的なシステムとしては)まだ確実には機能していないきらいがあります。
ただし、それと文字入力速度自体には関連性が無いような気もしますから…
quarkさんも3秒切りですか…@「出会った軌跡は出会えない忘れない奇跡」を3秒で打てたら云々。
以前飛鳥のシフト絡みで「打ちづらい手がある」事を教えてくださったquarkさん(…って、これ前にも全く同じ字面で書きましたな)が、「出会った軌跡は出会えない忘れない奇跡」を3秒で打てたら云々…という件を見て、「どんなもん打」を使ってご自身でも試されたようです。
結果はこちら。
うーん…もう、「凄い」というしかありません。
スピードワープロ(ステノワード)に関する嘘偽りあるテキトーな考察(#ツッコミ大歓迎)。
まずは、ステノワード用キーポードの「キーボード拡大図」をご覧下さい。
次に、基本的な入力方法をご覧下さい。
そして、スピードワープロ研究所の説明をご覧下さい。
最も重要な点は「速記の記述要素を分解し、それらを同時押しして表現するもの」であることと、「ワンアクションで多数の文字を入力すること」にあります。
ちなみにこれ、よーく見ると「親指シフトとタッチ16の合いの子」のような気も…しませんか。
注目すべきは「ワンアクションで最大で20文字が打鍵できる」事ではなく、「300字以上/分の入力ができる」事ですな。…でも15分交代だとか言う話も見たことがあるので(これはほかの字幕系でも同じらしい?)、ずーっと正確にこの速度で打つのは無理でしょうけど…いや、これはJISかなでやっても同じか。
ハードウエア的には、先の写真を見ながら先の基本的な入力方法をご覧下さい。
この写真と入力方法を見ていて面白いと思うのは、「基本的な親指シフト操作がNICOLA的だ」という事です。
たとえば「か」を表すには、カ行を意味する「f」と、ア段を意味する「j」を同時打鍵する…つまり「fj」の同時打鍵で「か」が出ます。
カ行の裏(ストレートシフト)はマ行でして、子音は左に集まっています。当然(?)子音側のシフトキーと、裏にマ行がある「f」と、ア段を意味する「j」を同時打鍵する…つまり「←fj」の同時打鍵では「ま」が出ます。
濁音に関しては何も書かれていませんが、NICOLAと同じ考えであるとすれば「左手小指を押しつつ他のカナを同時打鍵すると、必ず濁音になる」なのかもしれません。
文字キー10個の両サイドにあるキーは、「バックスペース・前候補・文字コード(?)」「改行・改ページ」ですから、これは文字入力には使えませんね。
それから下段の「、・スペース・←区切変更(?)」と「。・スペース・区切変更→(?)」については、確か単独で叩くと読点・句読点になるはず(去年見たページが見つからないのです。)なので、両方同時に叩くと空白になるのでしょう。
半濁点はどうやって入力するのでしょうか?濁点付き文字にはストレートシフトが要らないから、「濁」と「←」なのか?
キー間の「無変換・数字」と「変換・カタカナ」は、同時打鍵では文字シフト用で、単独では変換・無変換かな。
ひらがな・英数キーが文字センタ上にあるから、英字モードでは「右シフトでqwertyuiop」「無シフトでasdfghjkl;」「左シフトでzxcvbnm'"!」かな。
…って、入力規則については推測する意味がないので、ひとまずどーでも良いとして。
どうやら、基本的には「12ビットのデータをパラレルで突っ込む為のキーボード」という趣っぽいですね。
打つ人は速記記号の代わりに同時打鍵でキーを打って、ソフトウエアの側で即座に反訳する…というシステムということですな。
通常の速記では反訳も人がやらないといけないけど、反訳だけを自動化したのがこのシステムの肝なのかもしれない。
(自動化可能な反訳部分を自動化することによって、速記的なスタイルでの高速文字送出が可能になった、ということで)
同時打鍵だから単なる12ビットレジスタと考えればいいわけで、人差し指に割り当てられたキーはどちらか片方しか打鍵できない(左右の人差し指に当たるキー…つまりfgとhjに限っては、常に片方しか同時打鍵に加えることができない)と。
ええと…最大で2^12=4096通りだから、これよりは明らかに少ないはずだな(ごめんなさい…単純な計算のはずなのに…何通り減算するべきなのか解りません…ううっ)。
…って、そりゃ数千通りもあれば色々なパターンがつっこめますな。
もう↑の計算ができずに凹んでしまったので、今日はひとまずこれまで。
#この記事に関しては激しいツッコミも歓迎です…というか、できればステノ絡みの公開可能な情報をお教えいただけると非常に嬉しいです。
翌日になってようやく解った…。
0 00000 00000 0 から 1 11111 11111 1 までで12ビットですな。
ただし、中央の2ビットずつは同時に1にはならないので、これは別に考えないといけない…って事だから…ここは2^2-1ですな。
ほかの8ビットは全て1にも0にもなるから、(2^2-1)*(2^2-1)*2^8…って事で2304通り、全て0はキーを離している状態だから、実際に割り当て可能なのは2303通り…。
というか、下のを書く前はずーっと2047通りだと思ってました。ダメじゃん。
しかし、結構多いですな…これらの一つ一つに速記法の要素を当てているとゆーのは凄いかもしれず。
00 00 ○ 00 01 ○ 00 10 ○ 00 11 × 01 00 ○ 01 01 ○ 01 10 ○ 01 11 × 10 00 ○ 10 01 ○ 10 10 ○ 10 11 × 11 00 × 11 01 × 11 10 × 11 11 ×
2008年4月8日10:53:30追記。
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/pc/1200231586/432-437
2ちゃんねる内の【よろしければ配列について教えろ その7】スレッドにおいて、同スレッドの437さんが「スピードワープロの公開特許広報」を閲覧する方法を発見されました。
手元でも追試してみて、確かに規格公開特許広報を閲覧できることを確認しましたので、以下に追試時のメモを残しておくことにします。
公開特許広報は、以下のサイトから検索できます。
【ActionablePatents - Patent Search】──利用前にウルトラパテント(Ultra-Patent)サイト紹介とウルトラパテント(Ultra-Patent)サービス利用約款をご確認願います。
※http://www2.ipdl.inpit.go.jp/begin/be_logoff.cgiでは、平成5年以降の特許しか検索できません……以前はここから探そうとしていたので見つからなかったのかもorz。
検索ワードとしては、437さんが書いていらしたとおりに「IN=(柴田邦博)」または「柴田邦博」として検索するのが一番揺れなくいけるようです。
ここでだいたい30件ほど出てくるのですが、その中でスピードワープロがらみの入力法について直接記述しているのは、【文字の入力方法】というタイトルのもののみのようです。
最も詳しい「かな」部分の入力法については、昭63-10220をご覧ください……私はてっきりパラレル12ビットのコードだと思い込んでいたのですが、特許を見る限りでは(人差し指だけではなくて)親指にも2キーずつを割り当てているようで、実際にはパラレル14ビットのコードとなっているようです。
コードへの割り当て文字列を見ると……なんというか、1アクションで16かな打てる定義が交じっていたりして、ただただ唖然とするばかりでした。
とても興味深いものを拝見させていただきました。
閲覧方法をご紹介いただいた437さんに感謝!
2011年8月9日追記。
コメント欄に、みしょさんから以下の通り教えていただきましたので、ここにご紹介します。
ウルトラパテントは有償化したようですが,特許電子図書館で特公平06-068715を検索すれば無料で閲覧できますね。参考までに。
(from http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20050306/garn#c )
2012年3月16日追記。
スピードワープロ特許のうち、特許保護期間となる25年を経過した部分について、配列実装のための手順が以下のサイトで公開されました。
http://type.keyboard.jp/?page_id=10(2013/2/23、以下に移動)- http://stenokb.wordpress.com/spw/
ただし、スピードワープロ特許ではない「スピードワープロ学習教本」については著作権法で保護*1されている(こちらは法人作の場合、発行からたしか50年が保護期間)こともあり、練習するときには『増田式』などを適宜応用して使うなど、習得面での工夫は必要かと思います。